現在、取り扱っている弊社製品では、全ての製品についてアスベスト(石綿)を含有しているものはありませんが、過去には含有した製品を取り扱っていた期間があります。
それら製品について、建物の解体・改修時に必要な情報を以下に纏めましたので、ご確認ください。
過去のアスベスト(石綿)含有製品の取り扱いについて
1.過去においてアスベストを使用した製品
過去にアスベストを使用した製品と製造期間は表1の通りです。
種別 | レベル区分 | 製品名 | 含有量 | 製造期間 |
---|---|---|---|---|
耐火仕切板 | 2 | ケイカライト-S | 約20% | 1976年~1985年 |
耐火仕切板 | 2 | ケイカライト-H | 約5% | 1976年~1987年 |
耐熱シール材 | 3 | ダンシール-P | 約10% | 1978年~1984年 |
ケーブル延焼防止塗料 | 3 | ダンネッカ | 約4% | 1973年~1982年 |
尚、ケーブル貫通部の耐火充填材として使用されておりますロックウール製品(製品名:ロックファインファイバー、ロックファインボード)には販売当初からアスベストは使用しておりません。
2.過去のアスベスト含有製品の使用状況及び飛散性
ケーブル貫通部処置およびケーブル延焼防止に使用されたアスベスト含有製品は耐火仕切板(けい酸カルシウム板)、耐熱シール材および延焼防止塗料が主体です。
アスベスト含有製品は、飛散性(発じん)の程度により、レベル1~3に便宜的に分類されており、耐火仕切板はレベル2、耐熱シール材と延焼防止塗料はレベル3となります。
- ケイ酸カルシウム板 : 製品名 ケイカライト-S 及び ケイカライト-H
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ケイ酸カルシウム等の原料にアスベストを補強繊維として混合し、成形固化されたもので、ケイ酸カルシウム板第二種に該当し、一般的には「耐火被覆板」として分類されるものです。その耐火性の良さから主として貫通部の耐火仕切板として使用されてきた材料です。
アスベストを含有するケイ酸カルシウム板は、割れ、欠けなどがない通常の使用状態では飛散する恐れはほとんどありませんので、特に健康面への影響はほとんどないと考えております。また、施工時の状態を維持している限り、継続使用は可能です。 - 耐熱シール材 : 製品名 ダンシール-P
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難燃材等にバインダー等を混合したパテ状のものです。耐熱シール材に含有されるアスベストはバインダー等により固定されており、通常の使用状態では飛散する恐れはほとんどありませんので、特に健康面への影響はほとんどないと考えております。また、施工時の状態を維持している限り、継続使用は可能です。
- 延焼防止塗料 : 製品名 ダンネッカ
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難燃材等にバインダー等を混合した強固な塗膜です。延焼防止塗料に含有されるアスベストはバインダー等により固定されており、通常の使用状態では飛散する恐れはほとんどありませんので、特に健康面への影響はほとんどないと考えております。また、施工時の状態を維持している限り、継続使用は可能です。
3.過去のアスベスト含有製品の改修解体および廃棄処分について
解体撤去時には微量のアスベストが飛散する可能性がありますので法令に従い適正に処置してください。
廃棄処分についても適正な処分をお願いします。
※アスベスト含有製品と非含有製品の見分けは不可能ですので、みなして作業計画を策定するか、サンプリングで確認する作業計画の策定をお願いします。
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お問い合わせ先
品質保証部 TEL:03-5628-7122
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